[メイン] GM : あなたはいつものように日常を始める。
空は青く晴れ渡っている。
心地の良い朝日があなたを照らす。
太陽から降り注ぐ光があなたを前向きな気持ちにした。

今日あなたは古くからの知人である女性に呼ばれている。
今からあなたは、彼女に久々に会いに行く。

[メイン] GM : クトゥルーTRPG「ゆめゆめうつろい」開幕です。

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : 起床する。すずめのさえずりが窓の外から聞こえてきた。

[メイン] GM : あなたはいつものように日常を始める。
空は青く晴れ渡っている。
心地の良い朝日があなたを照らす。
太陽から降り注ぐ光があなたを前向きな気持ちにした。

[メイン] GM : 机の上のデジタル時計は金曜日の朝を知らせてくれている。
時刻は、いつも起きる時間よりも1時間は早いだろうか。

[メイン] GM : 今日あなたは古くからの知人である「新崎 冬加(にいざき とうか)」に呼ばれている。

[メイン] GM : 昨晩、朝いちばんに来てほしいと送られてきており、詳しい用件を聞いても返事はなかった。

[メイン] GM : 新崎は昔から不思議なところがある人物で、返事がないことも納得がいくというか、そこまで気にすることでもないと思えるような人柄だ。

[メイン] GM : そして、久々にきた彼女からの連絡を無視するほどの仲ではない。
あなたは支度を終え、彼女の家へと向かうことだろう。

[メイン] GM : パワプロくんは〈民俗学〉を持っているので、彼女の噂を知っている。

[メイン] GM : そういえば、ここ最近の彼女の噂をたまたま聞いたことがあるのを思い出す。

[メイン] GM : 普段は投資で稼いでおり、ずっと家に引きこもっているらしい。
何に使うのかも分からない怪しげな道具を持っていたりして、魔術師なんていうオカルトめいたものなんじゃないか、などと噂されていた。

[メイン] GM : 最近は彼女と出会うことも少なく、実際に彼女が何をやっているのかあなたは知らないが、確かに魔法や魔術といったものに興味がある人物だったと記憶している。
そんな少し変わったところがあったが、いつもあなたに優しく、悪い印象はなかった。

[メイン] パワプロ : 「……冬加さんに会うのも久しぶりだな」

[メイン] パワプロ : 「最初は俺が試合でミスして河川敷で落ち込んだ時に話しかけて来た時だっけ?」

[メイン] パワプロ : 「……なんか良くわからない事言って不思議な人だなって思ったけど、不思議と元気が出たんだよな。その後もことあるごとに話しかけて貰ったり…ご飯奢ってもらったりして」

[メイン] パワプロ : 「……素敵な人、だよな。早く会いに行こう!」

[メイン] GM :  

[メイン] GM : 新崎の家の前へとやってきた。

[メイン] GM : 彼女はこぎれいな一人暮らし用の低層マンションの3階に住んでいる。1階には管理人が住んでいるタイプのようで、管理人は階段まわりを掃除していた。あなた達がすれ違えば、管理人は朗らかに挨拶の声をかけてくれる。

[メイン] GM : そうして3階まで階段をのぼり、彼女の部屋の前までやってきた。

[メイン] GM : その時、ふと見知った顔がいることに気がつくだろう。

[メイン] 成歩堂龍一 : 「...おや、君は確か...パワプロくん?」

[メイン] パワプロ : 「…あれ、弁護士さん」

[メイン] 成歩堂龍一 : 「奇遇...というにはちょっと場所がアレだね、どうしてここに?」
「もしかしてキミも彼女に呼ばれたのかい」
ドアの方をちらりと

[メイン] パワプロ : 「あっハイ、俺も冬加さんに呼ばれたんです。…お知り合いなんですか?もしかして弁護依頼とかされてたり」

[メイン] 成歩堂龍一 : 「ああ、ちょっと昔にキミと同じように仕事で知り合ってね。」
「今日も...そうなのかな?何も教えて貰えてないんだよなぁ...」

[メイン] パワプロ : 「俺もなんですよね…とりあえず会ってみましょうか?」
どこか入るのに緊張した様子で数回深呼吸をしてからチャイムを押す

[メイン] GM : あなたはインターホンを押してみるが、返事はなさそうだ。

[メイン] GM : そして、あなたはドアの隙間から微かに光が漏れていることに気付く。
朝という時間帯もあり周囲が明るいが、それにも関わらず光に気付くことができた。

[メイン] GM : この扉の向こうに強い光源があるのではないかということが分かる。

[メイン] 成歩堂龍一 : 「...........出ないね」

[メイン] パワプロ : 「んん?なんか…光ってません?」
「……魔法がどうとか言ってたからなんか儀式でもしてるのかな…」

[メイン] 成歩堂龍一 : 「マホー...?あの人またなんかヘンなことやってるんだな...」

[メイン] パワプロ : 「変わった人ですからね……俺ドア叩くんでインターホン押してもらえますか?」

[メイン] 成歩堂龍一 : 「ああ、わかった
音は鳴ってるし壊れてないと思うんだけどな...」

[メイン] 成歩堂龍一 : ピンポーン

[メイン] パワプロ : ドンドン叩いてついでにドアノブを回しまくる

[メイン] GM : ノックをしても、再度インターホンを押しても返事はない。
物音も聞こえてこない。

[メイン] GM : パワプロくんがドアノブを回すと、どうやら扉に鍵はかかっていないようで、簡単に開くことができる。

[メイン] パワプロ : 「おわっ!?」
急に開いたのでバランスを崩す

[メイン] 成歩堂龍一 :

[メイン] GM : あなたが扉を開けば、目の前は真っ白に晴れ上がった。
強い光に目が眩み、目をあけていられなくなる。

[メイン] パワプロ : 「うわっ!?光量がえげつないぞ!?」

[メイン] 成歩堂龍一 : これボクも?

[メイン] GM : はい

[メイン] 成歩堂龍一 : 「マブシいッ!!」

[メイン] GM : なにか大きなものが勢いよく空気を吸い上げるような音が脳裏にこびりつく。

[メイン] GM : 光と音の原因を確かめようとゆっくりと目をあければ、見慣れた光景が目の前にはあった。

[メイン] GM : 自身の家の玄関。扉。扉が目の前にある。

[メイン] パワプロ : 「……あれ、ここは…俺んち?何で?」

[メイン] 成歩堂龍一 : 「あ、アレ?おかしいな」

[メイン] GM : 日付と時刻は日曜日の朝8時ごろになっている。

[メイン] GM : あなたは首をかしげるかもしれない。

[メイン] GM : 最後に記憶があるのは、金曜日の朝に知人のところへ出かけたのが最後だ。
自分は今からどこかへ行こうというのか。それとも今帰ってきたところなのか。なにも思い出せなかった。

[メイン] GM : また、胸元にちくりと痛みが走る。見てみれば、模様のような傷跡が確認できた。いつのまにこんなところに怪我をしたのだろうか。怪我というには故意的なものを感じ、傷跡というよりも「印(しるし)」と呼ぶほうが近しい。しかし、血は出ておらず処置の必要性はそこまで感じなかった。

[メイン] GM : とにもかくにも、この現状を把握するのが先決だろう。

[メイン] 成歩堂龍一 : 「このアト...一体なんだ?いつの間に?」

印(しるし)を証拠品に加えました。

[メイン] 成歩堂龍一 : 「とにかく...状況確認だ」
「こういう時のために弁護士になったのかもな」
弁護士事務所だし金曜朝から土日に集めたらしき証拠品とかないか探すよ

[メイン] パワプロ : 「…確かに俺は冬加さんの所へ行ったはずで……」
携帯のメールを見てみる

[メイン] GM : わかった

[メイン] GM : あなたが自身にあてられた連絡の履歴を確認してみれば、パワプロくんには家族からの連絡が、ナルホドくんには新崎の母親からの連絡が入っている。
連絡の内容を確認してみれば、あなたを労う言葉だった。

[メイン] GM : ---【あなたの家族からの連絡】---------------
一昨日と昨日は大変だったね。
暫くは学校はお休みしてもいいから、
無理をしないようにね。
今日は17時前ぐらいに会場に来て。
--------------------------------------------------------

[メイン] GM : ---【新崎の母からの連絡】---------------------
昨日はありがとうございました。
とてもショックだったと思います。
ただ、あなたに見つけてもらえて
冬加も安心したのではないでしょうか。
また日曜の午後に、
ご挨拶に来ていただけると幸いです。
--------------------------------------------------------

[メイン] 成歩堂龍一 : 「これは.....どうやらボクはまた記憶ソウシツしたみたいだな」

[メイン] 成歩堂龍一 : ニイザキの母からの連絡を証拠品に加えました

[メイン] 成歩堂龍一 : 「午後、か...場所はまあ聞けば何とかなるだろうし、それまで何かやることがあるかな」

[メイン] パワプロ : 「……?なんだこれ。直接聞いてみるか」
ドアを開いて母親を呼んで聞いてみる

[メイン] GM : パワプロくんが母親に話を聞くと、あなたを心配する言葉をかける。何があったのか聞き返すなら驚いた様子だが、話してくれるだろう。

[メイン] GM : 新崎冬加は死んだらしい。

[メイン] GM : 今日は葬式があり17時に新崎の火葬が始まるらしい。無理して葬式に来なくてもいいが、もし来れそうであれば17時前には「はざまセレモニーホール」に来てほしい、と話を切り上げられる。
どうやら葬式への準備を手伝っており、忙しいようだ。

[メイン] パワプロ : 「………へ?」

[メイン] パワプロ : 「いや、だって俺はさっき冬加さんに会いに行ったはずで……メ、メールだって残ってるんだ!……なんで?……そうだ!」

[メイン] パワプロ : 参考人になった時に貰った名刺でナルホドくんに電話をかけてみる

[メイン] 成歩堂龍一 : 『...はい、こちら成歩堂何でも事務所です』

[メイン] パワプロ : 「べ、弁護士さん!俺たちさっきまで一緒にいましたよね!?」

[メイン] 成歩堂龍一 : 『うん?.........................』
『あああああああああああ!!!!!!!!』
音割れするほどの絶叫が谺する

[メイン] 成歩堂龍一 : 『そうだった!その場にパワプロくんもいた!!なんで忘れてたんだボクは!!』

[メイン] パワプロ : 「う、うわっ」

[メイン] 成歩堂龍一 : 『よく電話してくれたパワプロくん、その困惑振りを見るにキミも記憶が無いんだろう?金曜朝からの。』

[メイン] パワプロ : 「は、はい…確かに冬加さんからの連絡があって行こうとしたはずだったんです」

[メイン] 成歩堂龍一 : 『ヤハリか...電話で話すのもなんだ、1度直接会って話し合おう』
『場所はそうだな...うん、ニイザキさんのマンションでいいだろう、彼女に聞けばなにか分かるかもしれない』

[メイン] パワプロ : 「は、はい!俺も今色々混乱してて…!」
マンションに向かう

[メイン] 成歩堂龍一 :

[メイン] GM : あの日何があったのかあなたは覚えていない。現場を見てみれば真実が見えてくるかもしれない。
そう思って彼女の家へと向かったのだった。

[メイン] GM : 彼女の家へ向かう途中、視界に違和感を覚える。

[メイン] GM : 単調な光を発するものが結晶のようなものに見えることに気がつく。
電球や、スマフォの背面のライト、太陽など、その光を覆い隠すように音もなく結晶が生えていく。青白い結晶が光を包み込み、光がうつろに乱反射する。

[メイン] パワプロ : 「な、なんだこれ…」

[メイン] 成歩堂龍一 : 「なん、だ...?目が...PCの前に座りすぎたか」

[メイン] GM : そんな違和感を覚えつつも、新崎が住んでいた低層マンションへと向かう。

[メイン] パワプロ : 「弁護士さん!」

[メイン] 成歩堂龍一 : 「やあパワプロくん」

[メイン] パワプロ : 「なんか、おかしいです!こんなメールが来てたから母さんから話しを聞いたら…冬加さんが…冬加さんが亡くなってるって!!」
母親からのメールを見せる

[メイン] 成歩堂龍一 : 「ハァ!?なんだそれ!!...ってことはこの会場って葬式会場ってことなのかな」

[メイン] 成歩堂龍一 : 「一応ボクのとこに来たメールも見せておくよ」

[メイン] 成歩堂龍一 : パワプロの家族からのメールを証拠品に加えました

[メイン] パワプロ : 「……え、じゃあ本当に?だってメール来てるし…だって…」

[メイン] 成歩堂龍一 : 「...それも今からわかるだろ」
インターホンを...鳴らそうとしてドアノブに手をかける

[メイン] GM : 住人はいつもと変わらない日常を過ごしているのだろう。あなた達が階段ですれ違う住人は軽く会釈して通りすぎて行く。
そして3階にある新崎の家の玄関までやってきて、ナルホドくんがドアノブに手を伸ばすと、異様なものが目についた。

[メイン] GM : ドアノブの付近は透明な結晶のようなものがびっしりと生えている。この結晶があってはドアを開けようにも開けることはできないだろう。

[メイン] 成歩堂龍一 : 「うわっ!?なんだこりゃ!」

[メイン] パワプロ : 「この結晶、俺がここに来るまでに見たのと同じなのかな…」

[メイン] 成歩堂龍一 : 「ゲンカクじゃなかったのかアレ...」

[メイン] パワプロ : 「弁護士さんも見えてたんですね?…やっぱりなんかおかしい…」

[メイン] 成歩堂龍一 : 「他の人達は気がついてないみたいだけど...認知?干渉?他の人なら開けられるのか?」

[メイン] GM : 〈白兵〉2以上、もしくは〈筋力〉3以上であれば物理的にこの結晶を壊すことは容易いように思える。
〈考古学〉or〈地球科学〉or〈犯罪学〉1以上で、道具を使った結晶の効率的な割り方を知っている。また、この結晶がどんなものかは分からない。

[メイン] 成歩堂龍一 : 犯罪学で調べてみよう

[メイン] パワプロ : 考古学と筋力あるから壊せなくもない

[メイン] GM : 普段物騒な道具を見ているナルホドくんは、トンカチなどがあればこの結晶が破壊可能だとわかる。

[メイン] 成歩堂龍一 : 「これぐらいなら消火器とかあれば行けそうだな」

[メイン] パワプロ : 「…よしじゃあ俺が!」

[メイン] パワプロ : ガンガン

[メイン] 成歩堂龍一 : 見られてたらまずいな、一旦隠れていい?

[メイン] GM : パワプロくんは白兵1だから1D6振ってくれ
4~6が出れば壊すことができる

[メイン] GM : 隠れていいよ

[メイン] パワプロ : 筋力は?

[メイン] GM : 筋力なら3D6で

[メイン] パワプロ : 3D6 (3D6) > 5[2,1,2] > 5

[メイン] 成歩堂龍一 : 🌈

[メイン] GM : 考古学持ってるから+1の補正を加えてもダメそうですね…

[メイン] パワプロ : おお

[メイン] 成歩堂龍一 : 消火器拝借して再チャレンジするか

[メイン] GM : パワプロくんが結晶を破壊しようと自慢の筋力を振るうも結晶はびくともしない。

[メイン] パワプロ : 「くっそお~……」

[メイン] 成歩堂龍一 : 「...急に暴れるなよ、怖いなぁ」
周囲に人がいないことを確認し角から出てくる

[メイン] パワプロ : 「ちょっ?!隠れてたんですか!?」

[メイン] 成歩堂龍一 : 「.....あのねぇ、ボク弁護士だよ、警察のお世話になったら仕事がなくなってしまう」

[メイン] 成歩堂龍一 : その辺に消火器ある?あるよな?あるって言え

[メイン] GM : あっていいよ

[メイン] パワプロ : 「確かに立ち場がある人ですけど……」
しら~っとした目で

[メイン] 成歩堂龍一 : 「おっあったあった...ホラ、これ使ってやってみなよ」
消火器を差し出す

[メイン] 成歩堂龍一 : 「結局素手より金属の方が破壊力は高いんだよ」

[メイン] パワプロ : 「…分かりました、やってみます」
消化器を振りかぶる

[メイン] 成歩堂龍一 : 隠れる

[メイン] パワプロ : 「ちょっとお!」

[メイン] GM : じゃあ再度3D6で
+2補正するから2以上が出れば成功

[メイン] パワプロ : うわ!

[メイン] パワプロ : 3D6 (3D6) > 14[3,5,6] > 14

[メイン] GM : 消化器の威力は抜群だった。
ドアノブを覆っていた結晶はバラバラに砕け散る。

[メイン] パワプロ : 「よい…しょお!砕けましたよ!」
ドアノブを回すぞ

[メイン] 成歩堂龍一 : 周囲をキョロキョロと確認
人はいるかな

[メイン] GM : 扉を開け、家の中へと入ろうとすると、驚きで歩みを止めてしまうだろう。

[メイン] GM : 周囲に人気はありませんね

[メイン] 成歩堂龍一 : (...大丈夫そうだな、あの結晶の割れる音も他の人には聞こえてないのか?)

[メイン] GM : みなが怪しい噂を立てるのも無理はないかもしれない。部屋の中の棚には怪しいオカルトめいた金属製の置物が並べられており、そこかしこに立てられたろうそくには使われた形跡がある。

[メイン] GM : カーペットが部屋の端に追いやられており、裸にされたフローリングには五芒星のようなものが書かれていた。香炉のようなものが五芒星を囲むように等間隔に置かれている。

[メイン] GM : また、五芒星の中心にノートがずさんに放置されているのが気になった。

[メイン] パワプロ : 「……そういう事は聞いてたけど、噂以上だな」

[メイン] 成歩堂龍一 : あ、結晶の破片を証拠品に加えていい?

[メイン] GM : いいよ

[メイン] 成歩堂龍一 : 結晶の破片を証拠品に加えた

[メイン] 成歩堂龍一 : 「へぇ...すごいな」
パワプロくんより少し遅れて入ってくる

[メイン] パワプロ : 「(女の人の部屋に入るのは初めてだからちょっと緊張したけど、まああの人らしいかな…)」

[メイン] GM : 〈考古学〉を持つパワプロくんは気付く。
ここに置かれているものたちは宗教めいたものよりも少々珍しく、それらと比べた時により悪趣味であるように感じる。よくある悪魔や天使、精霊などといったものを形にした分かりやすいものではない。
そして、あなたの知りえる宗教的な物とは一線を画しており、異国めいていた。

[メイン] パワプロ : 「でも何か悪趣味と言うか…予想より変なのものが多いですねどこの国のものなんだろう」
そう言いながら五芒星の中のノートを取ってみる

[メイン] GM : ノートを読みますか?

[メイン] パワプロ : お?

[メイン] 成歩堂龍一 : 知らんうちにSAN減るからこういう日記は躊躇うなァ...ルフィ

[メイン] パワプロ : 「この中にある本…なにかあるかもしれない、読んでみよう」

[メイン] GM : ノートを開くと、そこには踊るようなごちゃごちゃとした文字が連なっている。

[メイン] GM : あなたは食い入るようにその文字を目で追っていく。そうでもしないと読解できそうにないほど、文字が踊っていて読みづらかった。
文字は読みづらかったが、日本語だ。新崎の書き残したものかもしれない。
「とにかく、別の宇宙があるに違いなかった」という言葉から記述が始まっていた。あなたは読み進めていく。

[メイン] GM : 「やつがくる。五芒星の香炉がすぐに無効化される。やつはかしこいのだ。これ以上は私だけではむずかしい。誰かを頼らなくては」
「騙されてはいけない。悪夢が私を騙そうとする。来るな、来るな」
「それらは私たちよりも上位存在だと言ってもいい。ただ、そんなものが存在するということは誰も認めていない。人間はいつだってじぶんたちが優位でいたいから。超越的な彼らが古の神々であり危険をいつも我々に与え、ただそれを目の前にして私たちは無力に懺悔する。」
「ああ、見える。結晶が鮮やかに発光しそれがいずれ私を喰らう。イオドがくる。次元をさまようあの神格が人間を容易くおぞましく。いにしえの鍵は従事を約束したが私にはむずかしいことだった。他になにか対抗策はあるだろうか」

[メイン] GM : 目を通していると不安になりそうな文字と文章が書き連ねられている。
……あなたはノートを読み進めていく。まだ続きがある。ページをめくった。

[メイン] 成歩堂龍一 : 「大丈夫かいパワプロくん、読むの変わってもいいが」

[メイン] パワプロ : 「う、ううん…読みにくいのもあるんですけど漢字が多くてクラクラしてくるので…お願いします」

[メイン] 成歩堂龍一 : 読み手を変わるぞォ〜
何が変わるのかわかんないけど

[メイン] GM : ページをめくったその瞬間、目の前に結晶の欠片が落ちてくる。

[メイン] GM : それは青くぼんやりと発光していた。その結晶が落ちると同時に集中力が切れ、顔をあげる。

[メイン] GM : 目の前は薄暗い灰色だった。灰色の奥でぼんやりと青色が発光している。

[メイン] GM : 霧だろうか。霧が自身を包んでいる。視線をもう一度落とせば、まだ読み終えていないあのノートは無くなっていた。青く生い茂る草はじっとりと湿っており、足元を覆っている。

[メイン] パワプロ : 「…あれ?」
周囲を見渡す

[メイン] 成歩堂龍一 : 「あ.....?あれ?」

[メイン] GM : 霧が世界を包んでいる。
霧の奥では何かがぼんやりと青く発光している。

[メイン] 成歩堂龍一 : 「またこの感じか...ボクもおかしくなっちゃったのかな」

[メイン] パワプロ : 「ど、どこなんですかここ…俺たちノート読んでたはずじゃ」

[メイン] 成歩堂龍一 : 「また記憶でも飛んだか...結晶みたいにゲンカクか何か見てるかだ」

[メイン] パワプロ : 「もしかして天国だったりして…ハハハ」

[メイン] 成歩堂龍一 : 証拠品に加えた結晶を確認してみる
"在る"?なにか変化はしてる?

[メイン] GM : あるけど重さは感じない

[メイン] 成歩堂龍一 : ふぅん?

[メイン] 成歩堂龍一 : 幻濃厚に

[メイン] 成歩堂龍一 : さっき落ちてきた結晶はある?

[メイン] パワプロ : とりあえず奥に進むしかないか

[メイン] GM : 結晶の欠片はない

[メイン] 成歩堂龍一 : わかった
まあ何もなさそうなら進むか

[メイン] GM : 霧の奥、ぼんやりと発光しているそれに近づいていけば、それは鮮やかな青色の結晶だった。
胎動するように結晶の光は明滅しており、水色や緑色などにも変色していく。気まぐれな光に規則性はない。

[メイン] GM : どこまで歩いていってもそんな光景が広がっていた。ここがどこなのかは分からない。
足元で生い茂る青い草についた水滴たちが、あなたの足元を濡らしていく。
空気も冷たくじっとりとしていて、肌が濡れていく。高い湿度により濡れているだけなのか汗をかいているのか分からない。

[メイン] GM : 〈地球科学〉を持っているナルホドくんは気付く。
足元で生い茂っているいやに鮮やかな草たちが自分が見たことのないものだと分かる。
これは珍しい草なのだろうか。

[メイン] 成歩堂龍一 : 見てたらオゾン草食べたくなってきた...

[メイン] パワプロ : 「何なんだこの結晶…テレビでも見たこと無いぞ」
ちょっと触ってみる

[メイン] 成歩堂龍一 : 「...こんなの植物学上有り得るのか?」
数本ちぎってみる

[メイン] GM : パワプロくんが触れると、結晶が割れ、中からどろりと粘着質な光が溢れる。
膜のような光がぼたぼたと地面へと落ちていった。

[メイン] パワプロ : 「うわっ!?なんだあっ!?」
思わず離れる

[メイン] GM : そしてナルホドくんが植物をちぎると、すぐ近くでぼんやりと輝いていた結晶が偶発的に割れる。

[メイン] 成歩堂龍一 : 「うぉっ!?」

[メイン] GM : ガラスを叩きつけたような音がして、粘着質な光が割れた部分からうごめきだす。
ぼんやりと青白く揺らめく光は、やがて次第に太い紐のようになる。粘着性の光は紐状に鮮やかに。光がぼとぼとと落ちていく。光を受け止めた草が音もなく影へと変わりゆき、うつろに光る紐を際立たせた。賛美。賛美を鑑賞しているのだ。瞬く間に溢れる。

[メイン] パワプロ : 「さ、触っちゃいけないやつだったかな…」

[メイン] GM : 大きな目玉が目の前にある。見られた。じっと。気付けば目の前には結晶の大きな塊がある。その隙間から目玉が覗いていた。

[メイン] GM : 紐状の光が伸びてくる。

[メイン] 成歩堂龍一 : 「う、うわうわうわ!!」

[メイン] パワプロ : 「な、なんなんだよお!!」

[メイン] GM : 痛い。からだが痛い。ちからだ。ちからがからだを痛くする。

[メイン] GM : 逃げないとだめだ。逃げることにした。

[メイン] GM : 気付けば目の前に大きく真っ暗な闇があって、その中に走って逃げた。

[メイン] GM :  

[メイン] GM : 体が落下するような感覚にさいなまれ、心臓が締め上げられた。
目を咄嗟に瞑った瞬間、手と膝が地面につく。

[メイン] GM : 心臓のうるさい音を感じながら目をあけてみれば、目の前は明るかった。

[メイン] パワプロ : 「……うう、もしかしたら冬加さんがいるかもしれないのに…名前を呼ぶ余裕も無かった」

[メイン] 成歩堂龍一 : 「クソ...最近なんなんだ...!」

[メイン] GM : 壁。少し見上げれば空。適当にその空に線を引いたように電線が見えた。
……振り返ってみれば、玄関の扉があった。

[メイン] GM : これは新崎の家の玄関だろうか。
今自分は、新崎の家の扉の前の廊下でうずくまっていたようだった。
扉は閉められている。

[メイン] 成歩堂龍一 : 携帯で日付と時刻を確認する

[メイン] 成歩堂龍一 : 「またスリップしてないだろうな...」

[メイン] GM : 今は日曜日の15時過ぎですね

[メイン] 成歩堂龍一 : 結構時間たってる?

[メイン] GM : 朝にマンションに来たので、はい

[メイン] パワプロ : 「うう…また戻ってきてる…?」

[メイン] 成歩堂龍一 : 「やっぱりちょっと飛んでるじゃないか...」

[メイン] 成歩堂龍一 : さっきの五芒星辺りを確認する

[メイン] GM : 部屋に入ろうと扉を開けると、扉の先には青白く発光する結晶がミッチリと詰まっている。
叩いてみても壊れる様子はない。
中には入れないだろう。

[メイン] 成歩堂龍一 : 「...ダメか、さっきの結晶の上位版ってとこか。」

[メイン] パワプロ : 「もう入れないみたいですね…」

[メイン] 成歩堂龍一 : 証拠品の変な草を確認...できる?

[メイン] GM : 先ほどの植物はもうどこにもない

[メイン] 成歩堂龍一 : 「どうやらここはこれ以上物理的に調べられないみたいだね」

[メイン] パワプロ : 「みたいですね。そうなると次は……」
言いたく無さそうにしている

[メイン] 成歩堂龍一 : 「ま、まあまだ葬式会場とは限らないだろう、案外パーティ...かも...?」

[メイン] パワプロ : 「……いや、俺も自分の目で見なきゃ信じられないので…行きます。」

[メイン] 成歩堂龍一 : 「じゃあ...いこうか」

奇妙な霧の世界を証拠品に加えた

[メイン] 成歩堂龍一 :

[メイン] GM : 葬式の会場へと向かえば、新崎の母が出迎えてくれた。

[メイン] GM : 参列者はまばらで、そこまで数は多くない。彼女も友人が多いわけではなかっただろうから、それに違和感はない。きっと親族がほとんどだろう。

[メイン] GM : パワプロくんの家族も来ているようだった。母親同士仲が良かったので、その繋がりからだろう。

[メイン] GM : 棺に近づけば、新崎冬加が眠っていた。その表情はまるで深い眠りについているようだった。

[メイン] パワプロ : 「………………………」

[メイン] GM : 彼女は死んでしまったのだろう。その実感がひしひしと伝わってくる。

[メイン] パワプロ : 「…分かってたらダメ元でも言ってたんだけどな」

[メイン] GM : 皆が棺の中に花を入れていた。それにならって、自分も花を添える。

[メイン] パワプロ : 「俺…いつも貴女に貰ってばっかりで、何も返すことが出来てませんでした。せめて応援してくれてる野球で結果だそうと思ってたんですけど……それも上手く行って無くて。」

[メイン] パワプロ : 「だけどこれからもっと精一杯努力して、結果だして…プロになることができたら冬加さんに…俺の思ってる事、伝えようかなって」

[メイン] パワプロ : 「なのに…」

[メイン] パワプロ : 涙を拭って棺に向かって礼をすると早歩きで離れる

[メイン] 成歩堂龍一 : 「...もういいのかい?」

[メイン] パワプロ : 「…はい、これ以上いても…俺、駄目になっちゃいそうで」
帽子で顔を隠し涙声

[メイン] GM : 彼女への言葉を告げ、彼女の顔のよこに花を添えたその瞬間。

[メイン] 新崎冬加 : 目を開けた。

[メイン] 新崎冬加 : 新崎冬加がこちらを凝視する。

[メイン] 新崎冬加 : 彼女は見開いた目を向けてくる。そして、ひどくゆっくりと話し出す。

[メイン] 新崎冬加 : 「暗い、何も見えない。そこにいるのはパワプロくんと、それに…ナルホドさん?」

[メイン] 成歩堂龍一 : 「...もう何が起きても驚かないな」

[メイン] パワプロ : 「…!?冬加、さん!?」
思わず棺に身を乗り出す

[メイン] 成歩堂龍一 : 周りの人達はどんな反応?

[メイン] GM : 周りの人は普通に泣いたりして悲しんでる

[メイン] 新崎冬加 : 「わたしは生きているのに、どうしてここに入れられているの?」

[メイン] 成歩堂龍一 : パワプロお前...知名度が!

[メイン] 成歩堂龍一 : ないからいいな

[メイン] パワプロ : 無いものは減らない…だろ?

[メイン] 新崎冬加 : 「ねえ。五芒星は一時しのぎにしかならなかった。古き印……古き印がきっと正解」

[メイン] 新崎冬加 : 「古き印をさがして」

[メイン] 新崎冬加 : 「五芒星に、燃える目のようなものがある。あれをさがして」

[メイン] パワプロ : 「ふ、古き印?五芒星って…部屋でみたあれ?」

[メイン] パワプロ : 「それに生きてるってどういう事なんですか!?それを探せば…生き返るんですか!?」

[メイン] GM : 驚き、彼女に語りかけるも、一度まばたきをすれば、彼女は先ほどのように深い眠りについているような表情に戻っていた。

[メイン] 成歩堂龍一 : 「(...頃合か)パワプロくん!急にどうしたんだ?」

[メイン] パワプロ : 「えっと…冬加さんが急に話し始めて…!」
あたふたとさっきまでの事を話す

[メイン] 成歩堂龍一 : 「何を言ってるんだ...皆さんはなにか聞こえましたか?」
周りに確認を取る

[メイン] GM : 確認を取っても、周りの人はキョトンとしている

[メイン] パワプロ : 母親に心配そうな顔されるぞ

[メイン] パワプロ : 「いやせめて弁護士さんは信じてほしいんですけど…」

[メイン] 成歩堂龍一 : 「...だってさ、疲れてるんじゃないか?」
「(聞こえてるよボクだって!でもアキラカにおかしいのはボクらなんだよ!!)」と耳元で

[メイン] パワプロ : 「…!た、確かに疲れてたのかも…俺、身近な人無くなるの初めてだから…はは」

[メイン] 成歩堂龍一 : 「まあしょうがないよ.....さ、落ち着いたら彼女の親にも挨拶に行こう」

[メイン] パワプロ : 「はい…お騒がせしてすみませんでした…」

[メイン] 成歩堂龍一 : その後、ボクたちはニイザキさんの母親と一言二言の会話を済ませ式場を後にした

[メイン] 成歩堂龍一 :

[メイン] GM : 17時が近くなれば、会場のすぐそばにある火葬場へと案内された。

[メイン] GM : 彼女の遺体が入った棺が火葬炉へと納められる。

[メイン] パワプロ : 「………」
今にも止めようとしているが踏ん張っている

[メイン] GM : ガシャン、と音を立てて扉が閉められた。

[メイン] GM : 無機質な扉の奥で、ゴォ、と炎を作る為にガスをふきこむ音が聞こえてくる。

[メイン] GM : そして、扉から光が漏れた。淡く神秘的な光だった。

[メイン] GM : 明滅する光はうつろに紐状へと変化していく。それらがゆらりと空間を撫でる。

[メイン] パワプロ : 「(……なんだ?)」
ナルホドさんの方を見る

[メイン] 成歩堂龍一 : 「(ボクのほう見られても...なんなんだこれは)」

[メイン] GM : そして、目の前にいた新崎の母にその光の紐がぶつかった。

[メイン] GM : その瞬間、その体が結晶のように変わった。一瞬で彼女の身体が結晶と化す。

[メイン] パワプロ : 「……へ?」
思わず声が出る

[メイン] GM : 火葬炉の扉が勝手に開いていく。

[メイン] GM : 扉の奥からは炎ではなく結晶が溢れていた。そしてそこから、女性が出てくる。

[メイン] 成歩堂龍一 : 「なん、だ...これは...」

[メイン] 新崎冬加? : 粉々にされた結晶を搔き集めたかのような白色の髪を持つその女性は、こちらを見る。

[メイン] 新崎冬加? : 彼女の顔はどこどなく新崎冬加に似ているが、無機質なもののように感じられた。

[メイン] パワプロ : 「冬加、さん…?」

[メイン] 新崎冬加? : ゆっくりと、2人の元へと近づいてきているようだった。

[メイン] 成歩堂龍一 : まずは周囲の人を確認だ

[メイン] パワプロ : 開いたのは見えてるよね…?

[メイン] 成歩堂龍一 : それすら幻覚かもね

[メイン] パワプロ : まずい基本を理解しきってない

[メイン] GM : 周囲の人たちはまったく動揺もせず、火葬炉の方をじっと見ている

[メイン] 成歩堂龍一 : ボクもだ
初めてだもんな

[メイン] 新崎冬加? : 彼女は、ゆっくりと2人へと手を伸ばす。

[メイン] パワプロ : 「と、冬加さん…俺…言いたかったことが…」
震えながら手を取ろうとする

[メイン] 成歩堂龍一 : (なんだ...何が起ころうとしてる...?)

[メイン] GM :

[メイン] GM : ふと目の前を見れば、誰かがあなたを見ている。

[メイン] GM : 美しい目がきらきらと星を散りばめたように輝いていた。好奇心を色にすればあんな輝きを持つのだろうと考えが浮かぶ。

[メイン] GM : 目は手と手を組んだ奥からこちらを見ている。まるで目の前のワンシーンを切り取って覗き込むような仕草だった。

[メイン] GM : 手がおろされ、目の前にいた人物の顔が見える。

[メイン] 新崎冬加? : 新崎冬加に似ていた。結晶を砕いたような白さの髪が柔らかい風になびいている。

[メイン] 新崎冬加? : 先ほど見た無機質な彼女ではないように思えた。
微笑みを浮かべ、あなたをじっと見つめている。

[メイン] GM : 彼女のまわりの鮮やかな光が渦を巻きながら、ひらりひらりと舞っていく。

[メイン] GM : 彼女の奥をみやれば、パステル調の光に満ちた光景が広がっている。

[メイン] GM : 白い砂でできた広大な砂漠のようだった。空は深い青からさわやかな淡色へのグラデーションを見せており、星々が輝いている。ときおり燃える星くずが光の線を空に描いていく。

[メイン] GM : 美しかった。

[メイン] GM : 先ほどまで身体の芯を刺していた焦燥が嘘のようだった。

[メイン] GM : 幻想的な淡い光は世界を満たしており、それを見ていれば不思議な全能感が身体を巡る。ここにいる限り、自身はどんな苦痛からも逃れられるのではないだろうか。そんな風に想えてしまうほどに、この上もない光景だった。身体の全ての緊張がほぐれていくように感じる。自然と呼吸も深くなる。

[メイン] GM : 後ろを振り向いてみれば、そこには暗闇が広がっている。どこかに続いているようにも、そこで世界が途切れているようにも見える。

[メイン] パワプロ : 「えっと…冬加さん…ですよね?」

[メイン] 新崎冬加? : 声をかけてみても返事はしない。喋ることはなく、ただこちらを見つめてくる。

[メイン] 成歩堂龍一 : (...待てよ、また時間飛ぶのか?記憶無しで?人がいる場所で?)

[メイン] 成歩堂龍一 : (.......まあもうそんな事気にしてる場合じゃないか、今は...シンジツを解き明かさなくては)

[メイン] パワプロ : 「俺、冬加さんに色々してもらったのに、全然返せて無くて!頑張ってこれから返そうとしたのに…!どうして死んじゃったんですか!」
反応が無いのも構わずに話し続ける

[メイン] 新崎冬加? : パワプロの言葉に、彼女は微笑んだまま手を差し出してくる。

[メイン] 新崎冬加? : それは、手を取ってくれ、と言わんばかりだった。

[メイン] GM : 〈医学〉を持っているパワプロくんは気付く。
彼女の視線の意味をうまく感じ取ることができない。あの微笑みは確かに人間らしいが、人間らしくない。微笑みの意味は、人間の持ち得るそれとは少し違うとも感じられた。

[メイン] GM : 微笑みから、好奇心と言っていいのかわからないが、それらしきものは感じられる。
端的に言えば、今目の前にいる彼女の気持ちを読み取ることを本能が拒絶している。

[メイン] パワプロ : 「……!?」
彼女の手を取りたい、取って色々と話し…思いを伝えたい。そう思っていたのだが、何故か手を取る事ができない

[メイン] 成歩堂龍一 : 「...どうしたんだいパワプロくん?」

[メイン] パワプロ : 「わかりません、けど…この人冬加さんであって冬加さんじゃないって言うか…なんか、怖いんです」

[メイン] 成歩堂龍一 : 「ふぅん...ニイザキさんがどこかで言っていた敵...っぽいやつの事かな」

[メイン] 成歩堂龍一 : 「え!?じゃあまずいんじゃないかいこの状況!!」

[メイン] 新崎冬加? : 躊躇するパワプロの姿を見て、彼女はこちらに歩み寄ってくる。

[メイン] 新崎冬加? : ナルホドの方にも手を差し出してくる。

[メイン] 成歩堂龍一 : 「...は、はは、エンリョしておくよボクは」
苦笑いしながら後ずさりする

[メイン] パワプロ : 「敵…!?お前の正体はわからないけど!冬加さんを騙るな!!」

[メイン] パワプロ : 食ってかかろうとする

[メイン] 新崎冬加? : 2人の言動を意に介さす、微笑みを向けて、ゆっくりと近づいてくる。

[メイン] 新崎冬加? : 一歩、一歩。

[メイン] 新崎冬加? : もう、すぐ目の前にいる。

[メイン] 成歩堂龍一 : 逃げる

[メイン] 成歩堂龍一 : ...どこに?
分からない、ただ離れる

[メイン] パワプロ : 「…っ!許さないからな!首洗って待ってろ!!」

[メイン] パワプロ : ナルホドさんについてく

[メイン] GM : わかった

[メイン] GM : 彼女から逃げ出した。

[メイン] GM : その瞬間に背後にあった暗闇が膨張していき、身体を包み込む。

[メイン] GM : 足を踏み外し、落下していく感覚が身体と脳を支配する。

[メイン] GM :  

[メイン] GM : 落ちていく。果てしない闇の中を落ちていく。

[メイン] GM : そして、ふわりと身体が止まる。足元に地面はない。身体は浮いていた。水の中のように感じるが、呼吸はできる。

[メイン] GM : 目の前に広がっているのは、淡く光る水に抱かれるような空間だった。どこまでも淡い光が続いている。呼吸をすると泡が目の前で頭上へとのぼっていく。

[メイン] GM : 泡の先、頭上を見やれば、見知らぬ大都市のようなものが蜃気楼のように見えた。しかし廃墟のようにもみえ、あそこに人が住んでいるとは到底思えない。かろうじて都市であると判別できてしまうといった代物であった。
また、下を見れば、遥か遠方に結晶の海が見える。

[メイン] GM : 浮遊する感覚のせいか、全てが溶けていくようだった。
果てしなく広がるその結晶の海に。

[メイン] GM : ここはどこだろうか。逃げられているのだろうか。これでいいのだろうか。

[メイン] GM : 何も分からなかった。

[メイン] パワプロ : 「(なんなんだ!?どうなってるんだ一体…!?)」

[メイン] 成歩堂龍一 : 「(どうすれば...終わるんだ...)」

[メイン] GM : なにかをやろうとしても身体がうまく動かないことに気付く。

[メイン] GM : ただ、無力に漂うことしかできない。

[メイン] パワプロ : 「(ふぬぎぎぎぎぎぎぎ!!!!!)」
「(だ、だめだあ…どうすればいいんだ)」

[メイン] GM : そして───

[メイン] GM : 目の前に青白い光がたまっていく。

[メイン] GM : 粘着質な光で、光がぼたりと音を立ててどこかへと滴っていった。

[メイン] GM : その光の奥から、結晶でできた紐のようなものが覗いてくる。

[メイン] ??? : そして次に、結晶でできた女性が現れた。

[メイン] 成歩堂龍一 : 「(また紐か...!そして...!?)」

[メイン] パワプロ : 「(うわあ!?なんだあれ!?)」

[メイン] ??? : 結晶でできた女性、という表現が正しいかは分からない。

[メイン] パワプロ : 「(さっきの…冬加さんのニセモノの仲間か!?くそおー!!)」

[メイン] ??? : しかし、かろうじて結晶が女性を模したものだと分かったのだ。どことなく新崎冬加に似たその結晶の隙間からは半透明な膜状の肉と眼が覗き、光を発している。そしてその膜が剥離していけば、粘液のようなものになり滴っていく。粘着質な光の正体はあの粘液だろうか。

[メイン] GM : 目で追ううちに理解する。あれは別の宇宙が生んだ恐怖の実体化ではないかと。

[メイン] GM : 異世界のようなものは、あれが運んできたに違いないと。

[メイン] GM : きっとあれは、自分を欺こうと新崎の姿を模したに違いないと。

[メイン] GM : 結晶状の紐は空気を勢いよく吸い上げる音を時折鳴らしながら宙を泳いでいる。

[メイン] GM : そのままこちら側へとゆっくりと紐の先を当てようとしていることが分かった。

[メイン] 成歩堂龍一 : 「この音...最初に部屋に入る時にも聞いたな」
そうか...あの時から既に...

[メイン] パワプロ : 「(クソ!やめろ!触るんじゃない!!)」
とにかく動こうと力を込める

[メイン] GM : それを見て、頭の中になにかがフラッシュバックする。

[メイン] GM : あれを見たことがある。

[メイン] GM : あの日、新崎の家へと向かった時に見たのだ。

[メイン] GM : 結晶状の淡く輝く紐はのたうちまわりながら新崎を抱き締めていた。

[メイン] GM : 彼女は身体をこわばらせたままその輝く紐に巻き取られ、そして紐の先が彼女の額へと押し当てられ……大きく忌々しく、異音とも吸引音とも甲高い笛の音ともとれる音があたりに響いた。

[メイン] GM : 目の前の恐怖の実体化は、あの日目の前で新崎を喰らったのだ。

[メイン] パワプロ : 「(――――――冬加さん!!!)」

[メイン] GM : そして、その紐がいま自身の額に押し当てられようとしている。

[メイン] GM : 反射的に顔を背ければ、視界の端、あなたの後ろにはあの暗闇が見えた。

[メイン] 成歩堂龍一 : 「く、くそ!やられてたまるか!!」

[メイン] GM : 身体に力をいれる。精一杯の強い力をこめる。
あれに捕まれば終わりだ。捕まってはいけない。

[メイン] パワプロ : 「さっきからあの暗闇に逃げればなんとかなったはずなんだ…!動けよ…!」

[メイン] GM : 逃げなくては。

[メイン] GM : 全身の筋肉を傷めつけるような力を入れれば、ようやく身体が動き出す。

[メイン] GM : もがくようにしてその輝く紐から逃げようとする。

[メイン] GM : 振り返れば、目の前には暗闇が広がっていた。

[メイン] GM : なりふりかまわずもがいていたために、その暗闇に落ちていった。

[メイン] GM :  

[メイン] GM : なにかに狩りたてられる感覚で目を覚ます。全身を焦りが支配していた。

[メイン] パワプロ : 「……ハッ!ハァー…ハァー…」

[メイン] 成歩堂龍一 : 「.......ッハァ!ハァ...ハァ...」

[メイン] 成歩堂龍一 : 周囲を確認

[メイン] パワプロ : 「弁護士さん…よかった…」

[メイン] GM : 見渡してみれば、ここは新崎の家の中だ。フローリングに描かれた五芒星の中で目を覚ましたようだ。足元にはノートが放り出されているのが見えた。

[メイン] GM : この五芒星が有効なのかは分からないが、少なくとも今この瞬間、ここにあの恐怖の実体化がいないことは判断できた。

[メイン] 成歩堂龍一 : 「...また"飛んだ"のか...!今の時刻は!?」

[メイン] GM : 21時頃ですね

[メイン] 成歩堂龍一 : 「火葬場からここまで...何をやってたんだボクは...いや、それよりこの部屋は入れなかったはずじゃあ」
出入口に目をやる

[メイン] パワプロ : 「また時間が経って…暗くなってる!?」
「それより……冬加さんの事…思い出したくなかった…」

[メイン] GM : 外への扉は少しだけ開いており、隙間から夜の闇が見える。

[メイン] 成歩堂龍一 : 「ここ数日はどうやったって忘れられないだろうさ...アレが偽物だってよく気がついたな、大手柄だ」

[メイン] パワプロ : 「……冬加さん、俺が庇ってれば…」

[メイン] パワプロ : 「……はい、ありがとうございます…」

[メイン] 成歩堂龍一 : 「さて...どうしようか」
「火葬場の確認は...したくないなぁ、絶対変に思われてそうだ」

[メイン] パワプロ : 「せめて、ニセモノに敵討ちとはいなくても一泡吹かせてやれれば…」
ノートを手にとって見る

[メイン] GM : 足元にはあのノートが落ちていた。
これを読んでいるうちに夢のような世界に呑み込まれていたことを思い出す。
確か、このノートには続きがあったはずだ。

[メイン] 成歩堂龍一 : ボクも隣で読んでみよう

[メイン] GM : 「やつは、イオドは、人間の生命力だけを吸い取って意識を身体に残す。遺体の中に意識だけを置き去りにする。それはすなわち生きながら死んでいる状態にされるということだ。やつはその狩りを楽しんでいる」

[メイン] GM : 「イオドから逃げるために、私はこの五芒星に賭けることにした。今までもこれで凌いできたのだから、きっと大丈夫だ」

[メイン] GM : 「五芒星の中から出られない! 怖い! 誰か助けて!」

[メイン] GM : 「やつがくる ひかりがあふれる だめだった
 古き印ならあるいは。五芒星に燃える目のようなものがあるあれなら
 あれならたすかったかもしれない
 すぐそばにあるのに ここからでることはもうかなわない」

[メイン] GM : 「まきこんでごめんなさい 棚に」

[メイン] GM : そこで記述は途絶えている。

[メイン] パワプロ : 「………なんでそんな事をしちゃったんだ…」

[メイン] 成歩堂龍一 : とりあえず胸の印確認していい?

[メイン] GM : 胸の印には特に変わりはないですね

[メイン] GM : あなたが読み終わると同時、天井を突き破るような光が降り注ぐ。

[メイン] GM : 輝く紐状の結晶がなにかを探すように床を撫でている。こちらのことを探しているのだろう。

[メイン] 成歩堂龍一 : 「...アキラカに触れられちゃヤバそうだな」

[メイン] パワプロ : それっぽいのがないか見渡してみる

[メイン] 成歩堂龍一 : 棚を探す

[メイン] パワプロ : 「……さっき見た物みたいになりそうですからね」

[メイン] GM : 見渡せば、五芒星の外、部屋の隅の棚にそれらしきものを見つけることができる。
ペンダントのように紐が通された平べったい石が2つあり、その石の真ん中に五芒星が書かれている。燃え上がる目が刻まれていた。あれが古き印だろうか。

[メイン] パワプロ : 「……あれを取りに行くしかないみたいです」

[メイン] 成歩堂龍一 : 「アレに賭けるしか無さそうだね」

[メイン] GM : あれを取りにいくのはイチかバチかになるかもしれない。

[メイン] GM : しかし、ここにとどまりつづけることの末路をよく知っている。目の前でその犠牲者を見ているのだから。

[メイン] GM : 〈敏捷〉or〈隠密〉の成功で無事に手に入れることができる。

[メイン] 成歩堂龍一 : 「...まずはボクが行ってみよう、パワプロくんはそこで待っててくれ」

[メイン] パワプロ : 「気をつけてくださいね…!」

[メイン] GM : ナルホドくんは〈隠密〉なら3D6ですね

[メイン] 成歩堂龍一 : 3d6 コソコソ (3D6) > 10[6,1,3] > 10

[メイン] GM : 降り注ぐ光と結晶状の紐を掻い潜って、それを取りに飛び出した。
光に目が眩みながらも必死に棚を目指す。

[メイン] 成歩堂龍一 : 「ハァ...ハァ...頼むから...気がつくなよ」

[メイン] GM : ナルホドくんは無事に古き印のところまで行くことができる。

[メイン] 成歩堂龍一 : 棚まであと少し、もう半分もない
...半分?あれだけ全力で急いだつもりだったというのに

[メイン] 成歩堂龍一 : もう...これ以上時間をかけるのもマズそうだ
ここはもう飛び込むしか...ない!

[メイン] GM : 光る紐は荒れ狂うようにうねり、こちらのことを探し出そうとしていた。
あれに捕まってしまったら最後だということは確信していた。

[メイン] GM : なんとか触れないように潜り抜け、ナルホドくんは棚へと飛びついた。

[メイン] GM : その衝撃で大きな音を立て、棚に飾られていた様々な魔道具たちが床に叩きつけられていく。
死に物狂いだったあなたの手の中には、しっかりと古き印が握られていた。

[メイン] GM : あなたを探そうとしていた輝く結晶状の紐が、あなたのほうを明らかに避けていた。

[メイン] パワプロ : 「弁護士さん!!」

[メイン] 成歩堂龍一 : 「どうやら当たってたみたいだ、ニイザキさんの推理は」

[メイン] 成歩堂龍一 : 「パワプロくん、これを!」
もうひとつの印をパワプロくんに投げ渡す

[メイン] パワプロ : 「わっとと!」
キャッチ

[メイン] GM : パワプロくんが古き印を手に取ると、輝く結晶状の紐がパワプロくんに近づくのを避ける。

[メイン] GM : そのまま、諦めたように、見失ったかのように天井を突き刺していた光の中へと紐は戻っていく。

[メイン] GM : 光は収束していった。

[メイン] GM : どうやら助かったらしい。

[メイン] パワプロ : 「消えた…?ふうー……」
そのまま脱力して座る

[メイン] 成歩堂龍一 : 「.....」
立ち上がったあと直ぐに膝から脱力して倒れた棚に背中を預ける

[メイン] パワプロ : 「な、なんか色々ありすぎて動けないかも…」

[メイン] 成歩堂龍一 : 「今度こそ...終わったと言ってくれ」

[メイン] GM : 終わった。そう思った時、玄関の扉が開かれる。

[メイン] 成歩堂龍一 : 「ッ!?」

[メイン] パワプロ : 「こ、今度はなんだよう…」

[メイン] GM : そこには、パワプロくんの家族や新崎の母の姿があった。
がむしゃらにここまでやってきたのか、身体が傷だらけだった。

[メイン] パワプロ : 「母さん?なんで……」

[メイン] GM : 事情を聞くと、火葬場から急にふらふらと立ち去ったと説明される。

[メイン] パワプロ : 「えっと…ちょっと見るのがつらくなっちゃって…で、この部屋で弁護士さんとちょっと思い出がたりをね…」

[メイン] 成歩堂龍一 : 「あ、ああ。ちょっとパワプロくんに着いてくるようお願いされてね
彼も色々思うところがあったらしい、勿論ボクもだけど」

[メイン] GM : ため息を漏らすも、見つかって良かったとほっと胸をなで下ろし、とにかく今は自宅に帰ってゆっくり休むようにと促される。

[メイン] パワプロ : 「……うん、迷惑かけてごめん」

[メイン] 成歩堂龍一 : 「だ、そうだパワプロくん
数日は安静にね」
カッコつけて出ていこうとする

[メイン] パワプロ : 「弁護士さんも…」

[メイン] 成歩堂龍一 : 「うん?...はは、気にする必要はないよ」

[メイン] GM : お互いをねぎらい、あなたたちは帰路へつく。

[メイン] GM : そして自宅に戻り、自室の天井を見上げれば、蛍光灯は音もなく結晶に包み込まれていく。

[メイン] 成歩堂龍一 : なにっ

[メイン] GM : あなたはぼんやりとそれを見上げていた。

[メイン] パワプロ : なんだぁっ

[メイン] GM : いま、わかっていることは。

[メイン] GM : あなたの胸元の印は消えないこと。

[メイン] GM : そして、あなたが手に入れたその古き印があなたを守り続ける事。

[メイン] GM : それを手放したとき、あなたの命はかの結晶に持ち去られてしまうだろう。

[メイン] GM : 狂気を受け入れたあなたにとって、この世界はひどく単調でつまらないものに映るかもしれない。その時、あなたはその手にある知人からの遺物の古き印を破棄すればいい。

[メイン] GM : あなたの胸元には、いつでも狂気の世界へ飛び込む権利が刻まれているのだ。

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : クトゥルーTRPG「ゆめゆめうつろい」終幕です。